■ きっかけ

• パトライトというがあって、これはパトカーの天井で見掛けるものですが、工場とかでも生産ラインに異常があった際には点灯して、人間にアラートを教えてくれます。
• たまたま、おもちゃ屋で「おもちゃのパトライト」を見つけたので、真似事をしてみました。
• XPort を実際に"ちっちゃなユニット"として、試してみたかったのでちょうど良かったです。

■ こんな感じで

• 写真のように電池部分(底面)に XPort を納めてあります。

  

  そもそも、内部には電池、モータ、ランプ、回転機構、スイッチしか無かったですが、3.3V のレギュレータと、モータ制御用のトランジスタと、そして XPort を取り付けてあります。

• 改造が終わった段階の写真が下の物です。

  

  部品を納めるスペースを上手に探し、すべては"ホットメルト"で固定しました。

• XPort の側面には MAC アドレスが書いてありますから、予めメモしておかないと、固定して見えなくなってからでは、面倒なことがおきます。

■ 組み込み

• デバッグ中の写真です。おもちゃだったので、一度分解すると再びモータが回転するかは、スリルがありました。詳しく言いますと、改造部品が底カバーに当たったり、あるいは中心軸を出すためのガイド部分を除去してしまったりしたので、中心軸が定まりませんでしたネ。

  

• AC アダプタは 5V 物を利用して、レギュレータによって 3.3V にダウンさせています。

■ ソフトウェア

• ブラウザインターフェースのため、XPort にトップページにアプレット起動 HTMLを書いておきます。 また、java apllet も必要です。これのソースはxport_patolight.javaとなります。次に、java をコンパイル(javac)するステップになりますが、下のスクリーンショットで説明に代えます。

  

• まず、コマンドプロンプト画面にて、COB ファイルを生成しておきます。web2cob.exe は /o で出力ファイルを /d で作業用のサブディレクトリを指定しますので、例えば、「 web2cob /o xport.cob /d source 」の形になります。

  

• XPort にデータを送るためには、cob という形式にまとめなくてはなりません。このため、XPort のインストーラに附属しているソフトウェア(web2cob.exe)とその作業フォルダ(ここでは source とした)を用意します。 下記が、cob を作成するための親ディレクトリ(Web)の中身です。ここで web2cob.exe をコマンドプロンプト画面おいて起動します。

  

• 前述した cob を作成するためのサブディレクトリ(source)の中身の様子です。若干、無関係なものがあっても気にしないでまとめてしまいました。

• lantronix 社から最新のインストーラをダウンロードして、このデバイスインストーラを起動しているところです。はじめに、IP アドレスをアサインしたり、CP1, CP2, CP3 の入出力を設定したりしておきます。そして、この画面のように、COB を書き込むところまでクリックしていきます。

  

• 下は、XPort を検索後、生成した COB ファイルを書き込もうとしているところです。

  

• まずは、ブラウザからオンオフするとして、ボタン(画像)が必要だったりしますので、こんなソフトウェア(フリーウェア)を利用してボタン作成しておきます。

■ 感想・補足

• 別途、スクリプトにより、XPort を制御(パトライトのオンオフ)は可能ですし、それがメインです。 ただし、ブラウザから動作確認ができたり、また、サンプル説明も楽なので、JAVA アプレットを XPort に仕込んだ(cob)わけです。マウスのクリックでオン常態とオフ常態にトグルして、こんな感じとなります。

  

• 本機は、実際の現場で、"やや活躍中"です。

  

• 異常がない限り、動作(回転)しない。異常事態はあってはいけない。異常を未然に防ぐのが仕事なのだ。となると、、、活躍の場は狭いっすね。