XPortで蛍光モジュールに電光ニュースを表示する(java編)

XPortで蛍光モジュールに電光ニュースを表示する(java編)
(2005-9-15)(2013-1-20)

■ きっかけ

2013-2-10

こちら(awk.java.2013-2-10)

たまたま、このようなメールを頂戴しました。
そこで、以下の目標として、java で稼働する「電光ニュースサーバ」を作ることにしました。
- 「電光ニュース」としてニュースや天気状況を蛍光表示管モジュールに表示する。
  ニュースを表示している様子
  
  (写真をクリックすると拡大)
- コントロールプログラムは java で作成する。
- XPort を利用してネットワークと接続する。
これですと、サーバマシンとして UNIX ではなく、適当な Windows パソコンでよいことになります。

■ プログラム

開発の経緯から awk 名前が付いています。java が分かる方は適当に変更して下さい。
- Java プログラムはこちら(プログラムを見る)。
- 「フレーム表示なし(Dos 画面)」のものはこちら(プログラムを見る)。
- コンパイルや起動方法は以下の通り。
```
     区分                   方法
     -------------------    -------------------------------------
     コンパイル             javac awk.java
     jar ファイル生成       jar cvfm awk.jar manifest.mf *.class
     コマンドで起動(class)  java -cf . awk
     コマンドで起動(jar)    java -jar awk
     ダブルクリックで起動   awk.jar をクリック
     
```
- ファイルの意味
  - awk.java (ソースファイル)
  - manifest.mf (マニフェストファイル ...... jar ファイル生成に必要)
  - awk.jar (jar ファイル ..... コンパイルにより生成される)
  - *.class (コンパイルで生成される)
- 使っているmanifest.mf ファイルを見る。
- コマンドラインから起動した場合の起動の様子。jar ファイルのダブルクリックでは、「コマンドプロンプト」の表示は存在しない。
XPort の IP アドレスはソースに決め打ちになっているので書き直して下さい。また、ここでは、プライベートアドレスになっているので、うまくいかない場合には利用するパソコン自体のネットワーク接続設定(TCP/IP)にもプライベートアドレスを振るようにします。

■ 感想

小規模のプログラムなので、サーバを用意したくない方にはちょうど良いのではないでしょうか。
以下は関連しての補足です。
- Windows の java 環境は以下で実験しました。
  http://java.sun.com/j2se/1.4.2/download.html のページにある、 (J2SE v 1.4.2_09 SDK includes the JVM technology) を利用。[Download J2SE SDK] クリックしてインストールする。 java 1.4 以下では "regex" を使うことができないので注意すること。
- インストールは C：ドライブとかにされるので、環境変数を追加しておく。
- jar ファイルをダブルクリックするだけで起動もするが、下記のようにどの java で立ち上げるかを設定する必要がある。(以下は説明例です。実際には起動すべき awk.jar というファイルに関連付けをして下さい)。
- java のソースファイルは SJIS で書かれている。
- www.asahi.com の index.html は EUC コード。www.yomiuri.co.jp の index.htm は SJIS であるので、情報を持ってくるサイトの文字コードにも注意する。
- マニフェストファイルを修正する場合には、最後の改行を忘れないこと。
- パソコン画面への表示内容は必要に応じて、削除または改造のこと。
関連事項はインターネットで調べて下さい。
(2008.3.19) ニュースのソースの記述が変更されたようで、次の画像の赤丸を参照に、
pattern = Pattern.compile("</a><span class=\"s\">");
pattern = Pattern.compile("</a><span class=\"time\">");
のように変更すると表示されます。なお、今後もこうしたことは起こるでしょう。